ビオスリーの特徴 医療用と市販薬の違いのまとめ

Noriko
今回は整腸剤の中でも人気のビオスリーについて
医療用と市販薬についてもまとめてみようと思います。

 

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ビオスリーとはどんな薬?

 

成分の特徴

●糖化菌:主に小腸上部で働き
乳酸菌や、元々お腹にいるビフィズス菌も増やす

●乳酸菌:小腸下部〜大腸酪酸菌で働き
酪酸菌の増殖を助ける

●酪酸菌:主に大腸で働き
大腸のバリア機能も高める
別名宮入菌とも呼ばれ、胃酸などに強く、乳酸菌と一緒に摂ることでより効果が期待できると言われている

 

ビオスリーの特徴

●便秘にも下痢にも効果が期待できる
●小腸〜大腸まで広い範囲に効果が期待できる
●胃酸に強く、生きた菌が腸までしっかり届く
●噛んで服用しても良い
●妊婦、授乳婦も服用OK
●市販薬(散剤)は3ヶ月〜服用できる
●医療用にはOD錠がある
●ジェネリックはまだない

 

ミヤBMとの違いは?

医療用でよく比較されるのがミヤBMです。

こちらは錠剤と散剤があるのですが、

ミヤBMの方は成分が一つ、酪酸菌(宮入菌)のみです。

配合量は、ミヤBMの方がビオスリーよりも多くなっています。

ただ、酪酸菌は乳酸菌(ラクトミン)と一緒に摂ることでより効果を高めると言われているため

ビオスリーはそれに適った配合とも言えますね。

 

医療用と市販薬って違うの?

医療用と、市販薬は成分量を見ると1錠あたり

また1gあたりの量はそれぞれの医療用とほぼ同じとのことです。

(成分量が違うけど?の疑問については後ほど)

製造販売元も同じ東亜薬品工業です。

 

医療用はあくまで疾患に対する治療薬であり、
医師によって整腸剤の使い方も異なります。

市販薬で同じような効果が得られるため
試してみたい方は、市販薬でお試しするといいと思います。

アマゾンなどで定期便などもあるので
継続したい方にはかなりお得ですね!

 

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医療用の調剤変更の注意点(ヒヤリハット)

 

Noriko

錠剤が苦手な方に散剤を提案
または散剤よりも錠剤が良いとの患者さんに錠剤への変更を提案

そんな時、普通は成分量で一致するように変更すると思いますが、
ビオスリーはそれではダメだそうです🙄

 

まずは添付文書を確認してみましょう。

 

散剤⇄錠剤の変更をしたい時
成分量で比べると

配合散1g⇄錠剤5錠となりますが、

それでは❌🙅‍♀️です

 

『なぜ!?』

よく見ると、成分量の下に注意書きがあります!!!

*ビオスリー配合散1gとビオスリー配合錠2 錠及びビオスリー配合OD錠2錠がほぼ等しい 生菌数となるように調製している。

 

つまり、記載されている成分量と、実際に効果を持つ生菌数は比例しないため

一般的な成分量の比較では同等性は比べられないということですね。

というわけで実際に変更してもらうときは

配合散1g⇄錠剤2錠

となるわけですね。

 

ちなみに、市販薬も見ていると散剤の成分量は医療用と同じですが、
錠剤の方は市販薬の方が1錠あたりの成分量が多いです。

でもこれも生菌数で比べると医療用と市販薬は一錠あたり同じになるそうです。

(メーカーへの問い合わせに対する回答より)

 

というわけで、

Noriko
医療用を使っていた方が同じ効果を期待するなら
市販薬も医療用と同じように服用すれば、
同じくらいの効果が期待できると言えそうですね。
その他ビオスリーの特徴についてまとめてみます。

ビオスリーまとめ

 

●胃酸に強い3つの善玉菌の配合薬
●便秘にも下痢にも効果が期待できる
●小腸〜大腸まで幅広い範囲をカバーする
●成分量ではなく生菌数で比較される
●散剤1g≒錠剤2錠
●医療用と市販薬はほぼ同じ
 (作ってる会社も同じ)
●噛んで服用しても良い(医療用にはOD錠がある)
●妊婦、授乳婦も服用OK
●市販薬(散剤)は3ヶ月〜服用できる
(もちろん医療用も小児に使用できる)
●ジェネリックはまだない

 

Noriko
以上、ビオスリーのまとめでした。
薬剤師的には変更調剤で知らないとうっかりしそうだなと感じます。
相互作用や、副作用がほとんどないので
子供からお年寄りまで使いやすいお薬ですね。

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