薬剤師におすすめの本!ベテランにも新人さんにも使える病態本

薬剤師におすすめ本のご紹介です。

お馴染み「薬単」の著者が今度は病気についてまとめてくれました。

これって学生向けでしょ?って思われるかもしれませんが、
もちろん国家試験を控えた学生さんにもお勧めですが、
実はサクサク学びたい現役薬剤師にもおすすめです。

 

 

Noriko

こんにちは薬剤師Norikoです。
今回は発売されたばかりの本がおすすめだったので
ご紹介します。
新人さんだけでなく、ベテラン薬剤師にもおすすめです

 

今回お勧めするのはこちら。

 

あれ?これ見たことある!
と思った方、もしかして「薬単」かも?

薬単はこちら

 

こちら薬単は学生さんに絶大な人気があり
すでに7回も増刷され、発行部数も1万部に達しているとのことでベストセラーです。

 

その薬単の木元氏が手がけた本で

今回は病気についての本です。

 

Noriko
発売前からすごい人気だったので
早速ゲットしました❣️現役薬剤師としてのおすすめポイントをまとめてみたいと思います!

 



現役薬剤師としての感想

 

Noriko

これって学生さん用の本じゃないの?
と思われる方もいるかもしれませんが、

いやいや、そんなんことないですよ。

 

薬剤師って薬のことは詳しいけど
病気のことはよく出会う病気以外は意外に知らない病気ってありますよね。

 

薬剤師のくせにそんなことではダメじゃないか!

と言われそうですが、
考えてもみてください。

医師はそれぞれある程度専門がありますよね?
中にはなんでも診ますよ!というすごい医師もいますが、

ほとんどの医師は得意な分野ってあると思います。

そして、それが許されている・・・

 

Noriko
でも薬剤師って
「専門はこれだから他の薬は分かりません」
は通用しません。

 

どんな薬の処方が来るかわからないので
ある程度網羅的に知っていないといけませんよね。

 

とはいえ、コンピューターではないので
全て暗記しているというのは不可能です💦

だから結局はよく見る薬の病気には詳しくなるけど
中には全く扱わない薬もあるわけで、その病気についてはほとんど知らないなんてこともあると思います。

その中で、これは薬剤師として知っておくべき病気ってあると思うのですが、
それらが網羅的に適度な量で掲載されている書籍ってなかった
んですよね。

 

病気に関してはやっぱりボリュームが大きくなりがちで
どの教材も分厚くてそして高い!

全部揃えてたらすごい金額になってしまうし、

そもそもそんな分厚い本をたくさん揃えたとしても読む気になるでしょうか?

私は無理・・・

 

 

Noriko
そんな中発売されたこちらは
そんな疾患を効率よく学びたい現役薬剤師にピッタリだと思いました。

 

薬剤師に必要な病気が網羅的

こちらに記載されている疾患は”273疾患”!!

少ない?多い?

人によって感じ方は様々だと思いますが、
私的には多いなと感じました。

と言うのも、私は医療通訳の資格を持っているのですが、
当時通訳しとして覚えるべき病名としてはせいぜい180くらいだったのです。

それでもめちゃめちゃ大変だったのですが、
それよりもさらに100近く多いんですね。

1級の通訳士として覚えるべき病気が180くらいである中
それを有にカバーする数なのでこれだけ知っていれば十分と言えると思います。
(ちなみに、医療通訳の試験では名前だけでなく疾患の特徴も覚える必要があります)

もちろん273疾患には含まれない疾患もありますが、
それを知らなくても責められることはないでしょう。

だからこれだけ把握していたら、ひとまず薬剤師として自信を持っていいと言えると思います。

 

 

情報量が多すぎず、少なすぎずちょうどいい

先ほど273疾患は多いな〜と書きましたが、

では覚えられない量か?というと
そんなことはないと思います。

国家試験を乗り越えてきた薬剤師にとっては覚えられる量だし、

すでに臨床で活躍してきた現役薬剤師にとっては
知ってる疾患も多いため、それらの復習やアップデートとして考えると
サクサクっと学べる量だと思います。

学生さんにとってはこれさえ覚えれば国試に自信が持てる量です。
過去10年の国試を分析して98%の疾患をカバーできる量とのことなので安心ですね。

 

そして、嬉しいのがその一つ一つの疾患の情報量のちょうど良さ

 

これだけの疾患数だから
一つ一つの情報量が多すぎると挫折してしまうんですよね・・・

詳しい本はいくらでもあるんですよ・・・。

 

勉強したい人はいくらでも詳しい本は売っているので、
もっと深く学びたいと思った疾患については個人的に深掘りすればいいと思うのですが、

多くの疾患を網羅的に学びたいときは
分厚い本というのはなかなか厄介なんですよね・・・

情報が多すぎでどこが重要なのかわからない!

そうなると結局必要な情報を覚えられないのです。

 

この本を見ていいなと思ったのは
1つ1つの疾患についての情報量がちょうどいいのです。

特に薬剤師として覚えておくべきことが
ぎゅっとまとまっているので
忙しい現役薬剤師にもピッタリだと思います。

 

イメージで分かりやすい図解もある

誰でも文字だけぎっしり詰まった本ってつまらないですよね。

この本を見て思ったのは図解が多いということです。

解剖図だったり、フローチャートだったり
頭を整理して学ぶのに役立つ図解が多いです。

 

例えばこんな感じ

一眼で分かりやすく、記憶に残りやすい図解があるので
サクッと学べます。

 

分かりにくい目の病態も
その場でサクッと確認できて助かります。

特に私は眼科系の作用機序が苦手なのですが
解剖図で確認しながら学べるので分かりやすかったです( ´▽`)

写真の掲載については著者に許可を取りました

 

 

Noriko
個人的に私は文字の羅列だけだと
眠くなる人なので、こういう図解でパッと解りやすいのは助かります

 

 

大きさがちょうど良い

ハンドサイズってよくありますが、

実は本当のハンドサイズじゃないことが多いんですよね・・・

これは本当に片手で持てるハンドサイズです。

だから通勤通学中に片手で持って勉強しても疲れない大きさ&重さです。

薄くてもA4サイズだと電車の中では開きにくい
ハンドサイズでも辞書みたいなものでは腕がだるくなる・・・

だからこのサイズがちょうど良い!

家でゴロゴロしながら見るにもちょうど良い🤣

 

学習者目線の工夫がある

また写真を見てお気づきかと思いますが、
重要語句が赤字で印刷されています。

というわけで、赤シートを使えばそのまま問題集としても使えます!
学習者目線で作られているのは嬉しいですね!

 

 

 

 

 

学生さんは無料でゲットできるかも?

 

Noriko
条件はあるみたいですが
無料でゲットできるみたいですよ!薬単も!

成績優秀者もそうでない学生も
さらに4年生からゲットできるという太っ腹企画ですね。

今の学生さんはいいな〜
私の頃はこんなサービス全くなかったな〜。
いい時代だ・・・

詳しくはパスメドさんのこちらで紹介されているようですのでご覧ください。

⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎

薬剤師国家試験のための病単|使い方や評判は?薬学生なら無料で入手!

 

 

 

 

Noriko
というわけで、
今回は話題の書籍『病単』についてまとめました。ところで、医薬品集として何を買うかお悩みの方には
治療薬ハンドブックがおすすめです!
毎年購入しています。
よろしかったら参考にしてください☺️⬇︎⬇︎⬇︎

 

 

 

 

 

 

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