ワーファリン・DOAC使い分け(特徴一覧表)

Noriko

今回はワーファリンとDOACの違いについてまとめてみました。

内容的には調剤の現場で気になる違いについてをまとめています。

もちろんもっと奥は深いのですが、現場ですぐに役立つことを学ぶのが好きなので
その辺りで参考になれば幸いです。

 

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ワーファリンとは?

クマリン系の抗凝固薬で成分名はワルファリン

肝臓でのビタミンK依存性凝固因子の合成を阻害することで抗凝固作用を発揮します。

血液サラサラの薬を飲んでいる時に納豆を食べてはいけない
で知られる血液サラサラのお薬ですね。

用量はPT-INRの数値を参考に決定され、
この数値は定期的に検査する必要があります。

個人差が多いのも特徴で、用量設定が難しいことでも知られています。

 

DOACとは?

DOACは大きく分けると2つに分けられ、現在全部で4つ存在します

直接トロンビン阻害薬トロンビンを阻害して抗凝固作用を示します。

・プラザキサ(ダビガトラン)

直接Ⅹa阻害薬Ⅹaを阻害することで抗凝固作用を示します。

・エリキュース(成分:アピキサバン)
・リクシアナ(成分:エドキサバン)
・イグザレルト(成分:リバーロキサバン)

 

ワーファリン・DOACのメリットデメリット

 

Noriko
では、それぞれのメリット・デメリットについて
サクッとまとめてみたいと思います。

 

ワーファリン(ワルファリン)のメリット

○臨床データが多い(歴史がある)
○薬価が安い(DOACよりだいぶ安い)
○後発品がある(が薬価は同じ💦)
○モニタリングが確立している(PT-INR)
○1日1回で良い
○定常状態になる(飲み忘れの影響が少ない)
弁置換術を受けた患者に適応あり
○腎障害は重篤でない限り使用可

 

ワーファリン(ワルファリン)のデメリット

○効果が現れるまでに時間がかかる
○効果がなくなるまで時間がかかる
○定期的な検査が必要(個体差が大きい)
○併用禁忌が多い
○食事の制限が多い(納豆など)

 

Noriko
やっぱり定期的な検査が必要なことと
食事の制限があるという、患者さんに取ってのデメリットが大きいですね💦
でも薬価がDOACよりも圧倒的に安いのでお財布に優しいお薬です。

 

DOACのメリット

共通のメリット

○効果発現が早い
◯食事の制限がない
◯投与設計がわかりやすい

共通のメリット

◯エリキュース,リクシアナは禁忌なし
◯イグザレルトは剤形が多い
◯イグザレルトは小児用量がある
◯エリキュースは整形外科後の
静脈血栓塞栓症の予防に使用できる

 

DOACのデメリット

共通のデメリット

○薬価が高い(ワーファリンの約10倍〜)
◯ジェネリックがまだない(やっぱり高い)

それぞれのデメリット

◯イグザレルトは禁忌薬が多い
◯定常状態にならない薬
 (リクシアナ、イグザレルト)は
飲み忘れの影響が大きいかもしれない
○心臓弁膜症で弁置換術を受けた患者には適応がない(ワーファリンはある)

 

Noriko
DOACはそれぞれで少しずつメリットデメリットが異なりますね。
でも、概ね高いということが大きなデメリットで
食事の制限がなく、投与設計がシンプルなのはメリットですね。

 

ワーファリン・DOACの特徴一覧

 

主に、院外処方で調剤する上で
監査や、疑義照会で気をつけたいことを踏まえて簡単にまとめました。

 

●適応に関しては簡略して記載しています。
●数値に関しては、用量によって異なりますので参考までにしてください。
●粉砕に関しては、メーカーはほとんど推奨していませんが、実際の使われ方やデータを参照しています。
●用法などは年齢や、適応などで異なることがありますので添付文書でご確認ください

今一番人気の抗凝固薬はどれ?

 

実際現場ではどの抗凝固薬が人気なのでしょうか?

定期的にアンケートを取っている
日経メディカル経口抗凝固薬◇第5回調査(2022/3)によると

 

1位:リクシアナ

2位:エリキュース

3位:ワーファリン

の結果でした。
その理由は?(医師などの個人的な感想を含みます。)

 

1位のリクシアナを選ぶ理由

・1日1回で、用量設定もシンプルだから
・医師の感覚的に出血リスクが少ないと感じる

 

Noriko
薬剤師的には禁忌薬がないというのもメリットですね。

 

2位のエリキュースを選ぶ理由

・定常状態になるため効果が安定していると思われる
・効果が高いというエビデンスが多いらしい
・出血リスクが少ないと感じる

 

Noriko
定常状態になるため、1回の飲み忘れでも大きな影響が出なそうなところもメリットかもしれないですね。
また、こちらも禁忌薬がありません。

 

3位のワーファリンを選ぶ理由

・安いから
・腎障害がある場合に使いやすいから
・使い慣れているから

 

Noriko
コストを考えるとワーファリンが一番コスパがいいですね。
また、一番歴史のある薬なので使い慣れた医師が多いことも理由のようです

 

新しい中和剤が出た?

2022/5/25に

今までなかったXa因子阻害薬(抗Ⅹa薬)に対する中和剤が出ました

ワーファリンや、プラザキサはすでに中和剤が存在しましたが、

その他のエリュース、リクシアナ、イグザレルトの中和剤がないことがデメリットでした。

 

Noriko

このことをまとめようかと思いましたが、
注射剤のため院外処方ではお目にかかりそうにありません。

とはいえどんな特徴なのかは学んでおきたいと思います。

 

こちらはいつもお世話になっている「新薬情報オンライン」さんがわかりやすく解説してくださってますのでリンク貼っておきます。

⇨オンデキサ(アンデキサネット)の作用機序【DOAC(抗Ⅹa薬)の中和】

 

Noriko

というわけで、
サクッと抗凝固薬のまとめでした。
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