ビオフェルミン 処方薬と市販薬の違いと落とし穴!変更調剤トラップ

こんにちは。
先日はビオスリーについて医療用と市販薬の違いについてまとめましたが、
今回は大御所のビオフェルミンの違いについてまとめていきたいと思います!
徹底的に比較します!
こちらはかなり奥が深いですよ!

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目次

ビオフェルミンの特徴

残念ながら、ビオフェルミンと一言で言っても、ビオスリーほど単純ではありません

そのため、ビオフェルミンとは?と一言でまとめることができません。

医療用も、市販薬もそれぞれで大きな違いがあるので、

その違いに注意して今回は医療用を取り上げてみたいと思います。

ビオフェルミン医療用の特徴

まず医療用で、ビオフェルミンと名のついたものは

現在3種類あります(別剤形を含めると4種類)

それぞれで成分が全く異なります。

ビオフェルミン錠

まずビオフェルミン錠です

成分:ビフィズス菌

一般名:ビフィズス菌製剤錠

こちらは意外にも後発品です。(加算対象)

ビオフェルミン配合散

こちらは同じビオフェルミンでもビフィズス菌は入っていません

さらに、配合とあるように2種類の成分が入っています。

成分:ラクトミン+糖化菌

一般名:ラクトミン散

こちらは先発品になります

ビオフェルミンR錠/散

こちらは特定の抗菌薬と一緒に処方される整腸薬ですね

成分:耐性乳酸菌

一般名:耐性乳酸菌製剤錠/散

こちらも後発品になります(加算対象)

一覧にするとこんな感じ

以前先発品、後発品を気にしていなかった頃は
てっきりビオフェルミンが先発品かと思っていましたが

先発のものもあれば後発のものもあり、
剤形によって違うということを知った時びっくりしました。

なんというかネームバリューですかね

ところで、ビオフェルミンRは特定の抗菌薬と一緒でないと使えませんが、普通のビオフェルミンはどうでしょう?
以前、抗菌薬とならRに変更しなきゃ!というヒヤリハットをどこかで見たのですが、
それは現在そうとは限らないようです。インタビューフォーム等を確認するとわかりますが、いくつかの抗菌薬に対しては併用で問題ないというデータが出ています。
そのため、Rを使う場合は抗菌薬に縛りがあるけれど、普通のビオフェルミン錠を使う場合はそうとは限らない(Rにする必要がない場合も多い)ようです。
最近は他の整腸剤の方が使われるようですが機会があったらまとめてみたいと思います。
今回はRについてはこの辺で・・・

変更調剤をするときの注意点

まず、ビオフェルミン同士の変更の場合、
そもそも錠剤と散剤は成分が全く異なるので、
変更の提案としては適切ではありませんね。

ただ、効能効果が同じと考えればそれもアリかな?

成分が同じもの同士で変更したい場合

例えば、ビオフェルミン錠を変更するとしたら以下の選択肢があります

この一覧を見ると

「あれ?」って思いませんか?
そう、用法用量はどれも錠数、g数共に同じなのに

薬品によって成分量が異なります🙄

一般的な医薬品でメーカー変更をする場合、

普通は成分量が同じになるように変更しますよね?

この場合はどうしたらいいでしょう?

その前に、そもそも勘違いされやすいのが

この中でラックビーが先発と思われがちということです

ビオフェルミン錠とビフィスゲンは後発品の分類になりますが、

これらの先発がラックビーということではありません。

そのため、ラックビーが出た時に、例え量が同じになるように変更しても

疑義照会なしに後発品のビオフェルミンやビフィスゲンに変更することはできません。

では、先発-後発という括りではなく
もし手元にビフィスゲンしかなく、処方がラックビー微粒Nだった場合

疑義照会にてビフィスゲンに変更をお願いする場合
成分量で換算してラックビーの半分量で提案するべきでしょうか?

答えは”NO” です。

乳酸菌などの成分量は実際の生菌数にはかなり幅があります。

そのため、成分量の割合=生菌数の割合 とはなりません。

この場合、医師に疑義照会にて変更をお願いするときは
変更する医薬品の用法用量を基準に変更してもらう必要があります

つまり、ラックビー微粒Nが3g分3だった場合
例え1gあたりの成分量が倍になるとしても、
ビフィスゲンを1.5gにせず

用法から3g分3で問題ないということになります。

同じように、在庫の関係で
ラックビー錠(10mg/錠)をビオフェルミン錠(12mg/錠)に変更したい時

例え成分量が若干異なるとしても

ラックビーが3錠分3で出ていたのなら、

ビオフェルミン錠も3錠分3に変更してもらうのが妥当ということになります。

もちろん、これらは先発後発の関係性がないため
必ず疑義照会が必要です。

※これらの変更に関しては後発品それぞれのメーカーに確認しました

なぜ先発-後発の関係ではないのか?

ビフィズス菌などの整腸剤は、成分量=生菌数に比例するわけではなく

同じ医薬品でも1錠あたりの菌数が106〜109

のように、1000倍もの差が出ることがあるそうです。

保管の状態によっても変わってきそうですね。

そのため、医薬品による生物学的同等性というものを証明するのが難しく、

またビオスリーのように生菌数で調整しているものは珍しく

生菌数までのデータがないという医薬品も多いそうです。

というわけで、
成分量にこだわらず、それぞれの用法用量を参考にするしかないということになるようです。

ビオスリーについてはこちらでまとめています⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎

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ビオフェルミン医療用と市販薬の違い

ビオフェルミンの市販薬はとても種類が多いので
次回別にまとめようと思いますが、

簡単に、基本の市販薬である『新ビオフェルミンS』と比較してみましょう。

これ見てコンクって何?

普通のビフィズス菌と違うの?

って思いますよね。

コンクとは “concentrate”つまり濃縮という意味

『新ビオフェルミン』がリニューアルされて『新ビオフェルミンSになるときに

画期的な濃縮技術で、濃度を10倍にすることに成功し
成人1回量8錠から現在の3錠を可能にさせた
ことから

当時からコンクという名前を使っているそうです。

それでは、他のビオフェルミン製剤は濃縮されたタイプではないのでしょうか?

実はそういうわけではなく

最近の新しいビオフェルミンシリーズは全てコンクと同じとのことです。

新しい局方の基準に則った記載になったため

昔からある『新ビオフェルミンS』以外の記載にはコンクが付いていないとのことです。

ちなみに
医療用のビオフェルミン錠のビフィズス菌も市販のビフィズス菌と全く同じものとのことです。

ビフィズス菌だけの量で考えると市販の方が1錠あたりの菌数は少なく見えますが、

市販薬は配合薬であることや、1日量が9錠ということを考えると
医療用に引けは全く取らないどころか、もしかしたら・・・?

という印象を受けますね。

まあ、効果には個人差があるので、
気になる方は、とりあえず市販薬を試されるといいと思います。

⬇︎王道の人には人の乳酸菌でおなじみ新ビオフェルミンS

大正製薬 新ビオフェルミンS錠 550錠 61日分 [指定医薬部外品] 整腸剤 

ちなみにですが、ビオフェルミンSと同じ成分で
お得なものも出ています。

こちらは成分構成は同じですが、成分量が新ビオフェルミンS多いです

●成分●
【成分・分量(9錠中)】
ビフィズス菌・・・・・・・・・・・・24mg
ラクトミン菌(フェカリス菌)・・・・24mg
ラクトミン菌(アシドフィルス)・・・24mg

アマゾンチョイスで人気ですね。

成分量はビオフェルミンより多くて手頃!
(とはいえ生菌数は比較できません)

続けるならまとめ買いでかなり安くなるので良さそうですね
定期便でさらにお得になるのが嬉しい

日々疑問に思ったことを調べて学んでいます。
特に市販薬はメーカーのイメージではなく賢く選びたいですね!

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この記事を書いた人

永遠の学習者_φ(・_・)

好きなことを片っ端から学んで、発信している/薬剤師/医療通訳士/教材クリエイター/緩いYouTuber/TikToker
永遠の学習者ですが、勉強は嫌いです。工夫しながら楽しく学ぶがモットー❣️

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